アクアリウムセラピー

水槽セッティングサービス

ザ・熱帯魚が本当にお届けしたいもの
~ アクアリウム・セラピー ~

熱帯魚や水草が大好きだから、私たちの生活に自然に溶け込んでしまっている
アクアリウムだけれども、日々水槽を眺めるということや
熱帯魚を飼育するということは、私たちに何をを与えてくれているのだろう?

熱帯魚水槽から得られる 『何か』 とは・・・

皆さんが病院などに行かれた時に、ロビーや待合室に熱帯魚水槽を置いているのを見かけられると思います。その水槽の水の揺らぎの中を優雅に泳ぐ熱帯魚や、揺らめいている水草を見ると穏やかな気持ちになり、とても癒されるのではないでしょうか?

また熱帯魚水槽から得られるものは、癒し以外にも沢山あります。この熱帯魚水槽がもたらしてくれる 『何か』 こそ、「ザ・熱帯魚」がとても大切に思うものであり、「アクアリウムセラピー」と呼んで皆様にお届けしたいものです。

そしてこの「アクアリウムセラピー」には「アニマルセラピー」と「アクアセラピー」を掛け合わせた効果があると考えています。その事について少しだけ述べてみたいと思います・・・

「アニマルセラピー」

動物やペットに触れあうことにより、精神と肉体の機能を向上させる効果を期待することです。その期待される三つの「アニマルセラピーの効果」は

  1. 精神的な面での効果
    元気を付けてくれる・動機の増加・活動性・感覚刺激・くつろぎ・リラックスなど
     
  2. 社会的な面での効果
    会話の話題などとして、人間関係を結べる社会的相互作用・言葉を活性化させる
     
  3. 生理的な面での効果
    血圧やコレステロール値の低下・神経筋組織のリハビリなど、病気の回復、適応、闘病への闘志

・・・などです。
これらの例として、

  • 自立した夫婦や一人暮らしの高齢者への、心の支えになっている
  • 小さな子供には、人の痛み・自尊心や忍耐力・話し相手・そして、生命観を育てることができ、子供の精神的成長に役割を果たす。
  • 海外では実際に、イルカとの触れあいに自閉症などの治療の一環として効果を期待されている

などの例がテレビなどで紹介されます。

「アクアセラピー」

人は自然と触れる事によって、精神的な安らぎや肉体的機能向上への効果を期待する事が出来ます。その中でも人が水や海から得られる効果を期待するというものです。上述のイルカの例は、この「アクアセラピー」効果も作用していると思います。

人は、水の中や水の近くにいる事で心身が癒されることがあります。それは自然の中にいるというだけでなく、水の音・波の音・水中の音が体に心地よい上に、水しぶきや海水には多くのマイナスイオンが存在しているからだと言われています。

マイナスイオンに関しては、現在では多くの商品が発売され、エアコン・冷蔵庫、衣類・タオル・マスク、健康・美容機器、日用品、自動車用品、パソコンと関連製品など多岐にわたっていますね。

熱帯魚水槽が与えてくれるもの - 「アクアリウムセラピー」

アクアリウムは「アニマルセラピー」と「アクアセラピー」の効果を併せ持つ、
「アクアリウムセラピー」と表現すべき効果を持っていると考えています。

■ アクアリウム自体から与えられる効果

  • 生き物を飼い、観賞する楽しさがあります
  • 水の揺らぎの中を泳ぐ美しい熱帯魚や揺らめく水草を眺めることによる癒し効果
  • 水の流れる音による心地よい気持ち
  • 家では家族と、会社ではお客様や同僚とのコミュニケーションになる 

など

■ アクアリウムを持つ事で得られる効果

  • どの様な水槽を作るかという想像力
  • 熱帯魚や水草、砂利や岩・流木という自然と触れあう感覚
  • 水槽を維持するための責任感(餌やり・水換え・苔取り・病気への対処など)
  • 問題解決のためのトレーニング(ネットやお店本などで勉強したりします)
  • それらを通して人とコミュニケーションする能力

などなどです。

アクアリウムは癒しとリラックス効果を得るというだけでなく、人や子供の情操教育にもつながります。何故なら、水槽は人が手を加えなければ魚も水草も荒れていき、やがて崩壊してしまうものだからです

自然と日本人とアクアリウム

日本人は古から自然をこよなく愛し、自分の身近に置こうとして生活や趣味の中に取り込んできました。借景と呼ばれる庭造りや、盆栽・箱庭などもその例です。そしてどちらかというと、大きな宇宙を小さな空間に凝縮しようとする、言い換えれば、ほんの小さな事物にも大自然を感じる事が出来たのです。

また、西洋では塵一つ無い完璧に整えられた庭を善しとするのに対して、日本人は自然を 自然のまま表現しようとします。庭を掃除した後にわざわざ枯れ葉を散らす人もいる程です。それは、自然を征服し己の好みに合わせる自然ではなく、あくまでも自然の中に存在する自分を求めていく日本人の感性なのだと思います。まさに侘び寂びの世界なのです。

小さな水槽の水の揺らぎの中、そこで魚や水草が一生懸命に生き、生まれ育ち、そして死んでいく。

それを見つめていく事は、正にそう言った日本人の感性にぴったりだったのではないでしょうか?熱帯魚水槽に多くの人が魅せられ癒されるのは、その様な理由だと思います。

《 コラム 》「ダッチ式アクアリウム」 と 「ネイチャーアクアリウム」

「ダッチ式アクアリウム」は従来よりあった水槽レイアウト方式で、花壇のように飾り立てる水草水槽です。名前のとおりオランダで始められたレイアウト方法で、大型水槽の前景から後景に階段状に傾斜させて水草を密植していきます。

それに対して、日本での主流である「ネイチャーアクアリウム」は天野尚氏が提唱され、水槽内に自然に存在するような風景を再現させ、水草の成長も時間経過を自然にまかせるというレイアウト方式です。

水槽レイアウトにも、日本と西洋の自然に対する考え方が出ていますね。なお、現在では「ネイチャーアクアリウム」の方式が世界的に見ても主流になっています。

「アクアリウムセラピー」 と 「ザ・熱帯魚」

「ザ・熱帯魚」は、アクアリウムを通して私達が抱える多くの問題に少しでも貢献できればと考えています。
それは家庭崩壊であったり、人間関係であったり、価値観の喪失であったりと多くのストレスを抱える人々への、ほんの僅かなきっかけであっても、何らかの助けになればと思うのです。